代表プロフィール
プロフィール |
株式会社エフピーコンパス 代表取締役 平井 寛(ひらい ゆたか) 血液型:A型 |
資格 |
・ファイナンシャル・プランナー(CFP®) |
経歴 |
大阪府茨木市生まれ大阪府立春日丘高等学校卒 |
私が相続の相談を行うきっかけになったのは、嫁さんの実家で相続が起こったことでした。
それは、私がまだ会社務めだった頃のことです。
私は元々不動産関係の会社に勤めていたこともあり、ある程度相続の知識もあったことから、その相続の手続きをお手伝いすることになったのです。
そして、そこでの体験が私の人生を大きく変えることになりました。
相続の手続きを行なう中で知ったこと
相続を手伝うにあたって、私は相続人全員の意見を聞きながら相続の手続きを進めていきました。
また、相続税の申告も自分で行いました。相続税の申告用の書類はすっごく分厚いのですが、税務署から分厚い書類一式をもらって自分で記入をしていったのです。
その時、相続税の納付について色々と調べているうちに、『農地の納税猶予』という制度(農業を続けるのなら税金が安くなる制度)というものが活用できることを知りました。
そして、たまたま相続財産の中に田んぼと畑があったので、その制度を使うことができたのです。そうすると、だいぶ相続税の負担が変わりました。額にすると、約1,200万円の違いです。
この制度を活用した時、私の頭の中にはある思いが浮かびました。
それは、『相続では、"知っているかどうか"の違いだけでもの凄い違いが生まれる』 ということです。
制度を知らなかったら、相続税の負担はかなり大きなものとなっていました。
そして同時に、『制度の使い方』を知っておくのも重要だと痛感しました。
『農地の納税猶予』という制度を使うには、"農業を誰かが続けること"と"相続発生後から10ヶ月以内に申告する"という条件があります。
これは、普通に生活をしていたら誰も教えてくれません。
なので私は、「こういった制度のことを知らずに、損をしている人はたくさんいるはずだ」
と感じたのです。
実際に、相続には様々な制度がありますが、一般の方でそれを知っていて使いこなす事のできる人はほとんどいません。なので、そういったことを教えてくれる専門家の必要性を痛感しました。
相続の話し合いをする上で起こった問題
他にも、相続の話し合いを進める上では色々と気付く事や問題が起こりました。
その中で特に強く感じたのは、『相続は当事者のこころの問題』がとても重要だということです。
相続の手続きを進めていく上で、遺産をどう分けるのかを話し合っている時のことです。その話し合いは、スムーズに進んだかのように思えました。みんなが「これでいいよ」と言ってくれて、特に揉めることもなく終わったからです。
しかし、その後に話し合いに参加したある方から電話がかかってきました。受話器を取り、話を聞いてみると、「あの時はこれでいいって言ったけど、やっぱり実はこうしたいと思っている・・・」ということでした。
つまり、表面上は上手く行っていたように見えても、本当の問題は解決してなかったのです。
この出来事から、相続はそれぞれの人の感情・思い・本心・建前などが複雑に絡み合っていて、一筋縄ではいかないということを実感しました。
相続では、関わる人みんなの心を理解しながら、複雑に絡み合った紐をほどいていくような作業が重要だとわかったのです。
ファイナンシャル・プランナーとの出会い
こういった出来事があり、相続についての知識や考え方をしっかり持つ事が重要だと考えていたちょうどその時、ある方が『ファイナンシャルプランナーという資格がある』ということを教えてくれました。
話を聞くと、相続に関する知識も含めてお金全般についてのことを学べるとのことでした。
私自身『知っているのと知らないのとでは大きな違いが生まれる』ということを相続の体験を通して痛感していたので、『これは役に立つ!』と思い迷わずファイナンシャルプランナーの勉強をして資格を取得しました。
相続相談を中心としたファイナンシャル・プランナーとして独立
ファイナンシャルプランナーの資格を取得してしばらくは不動産業界の仕事を続けていたのですが、相続やお金のこと全般を学んだ上で仕事をしていくうちに、ある考えが心に芽生え始めました。
それは、『会社にいる限り、不動産に関することでしかお客さんと関われない。それに、会社のものを売るという立場でしか仕事ができない。そうじゃなくて、もっとお客さんの立場に立って、財産全体や相続全体に対してのアドバイスをしてきたい』というものです。
この考えは日に日に大きくなっていき、さらに、自分で相続の問題を体験した事も相まって、その目標を実現する為に2001年に独立をしました。
そして相続・不動産の相談を中心とするファイナンシャル・プランナーとしての活動を始めたのです。
相続で本当に大事なこと
それ以来、私は不動産という分野だけにとらわれずに全体的な視野を持って相談者様の相続の問題を解決してきました。
独立以来ずっと相続の相談を中心に行なってきたので、本当に色々な方の相続見てきました。そういった経験や、自分が体験した相続の経験から、だんだんと相続における重要なポイントが見えてきたのです。
それはどのようなものかと言うと・・・
①全体的な視点を持つこと
相続は、単純な手続きをすれば終わるというものではありません。
相続には、人間関係、お金、個人の感情、不動産など色々な要素が絡んできます。
なので、100人いたら100通りの解決方法があります。
だからこそ、1つ1つの部分だけを見ているだけではいけません。
法律の問題だけ考えたり、税金のことだけ考えるだけではいけないのです。
重要なのは、全体的な視点を持つことです。
部分部分ではなく、全体を把握して最も良い道筋を考えていく必要があります。
しかし、世の中にいる大抵の"相続の専門家"は基本的に特定の部分でしか仕事ができないようになっています。
- 税理士は相続税の申告
- 司法書士は遺言の作成・登記の手続き
- 不動産屋は不動産の売買
- 建築会社は建物を建てること
このように、それぞれの専門家によってできることが決まっているので、自分の得意な分野以外は適切なアドバイスができないのが現状です。
そこで、私は『1つだけ専門を持つ』という形ではなく、"包括的な目線で相続をトータルで考える専門家"という立場を取っています。
全体的な目線で「どうするのがベストなのか?」ということを相談者様と一緒に考えていき、最初から最後までお手伝いをしたいと考えています。
そうすることで、何人も専門家を探したり余計な時間をかけずに相続の問題を解決することが可能になります。
ただ、相続では専門家しかできない業務もあります。
そこで、そういった専門業務を一緒に行なう事ができる税理士・司法書士などの専門家を集め、『相続トータルサポート関西』というチームを結成し、相続の最初から最後までトータルでサポートできる体制を整えました。このチームは、いずれも信頼できる相続のプロフェッショナルで構成されています。
私は、相談者様の隣に座って「何がベストなのか?」を一緒に考え、状況に合わせて専門家の力を使いながら
円満な相続を実現すること
を目指しています。
②手続きだけではなく「どうしたいのか?」を考える
相続で本当に問題になるのは、関係者同士の感情的な問題です。
これが一番大きいのです。このことは、相談者様から話を聞く度に毎回強く感じます。
余計なことを考えずに早く終わらせようと思えば、「あなたはこれだけ受け取る権利がありますよ」と言って手続きを終わらせることもできますが、私はそれがベストだとは思いません。
相続に関わる人が「どうしたいのか?」ということをしっかりと汲み取り、みんなが納得できるような選択肢を提示していきたいと考えています。
相続では、元々仲の良かった兄弟がケンカをしてしまったり、何か心の中で引っかかりができて関係がギクシャクしてしまったりということがよく起こります。
その原因となっているのは『こころの問題』です。
私が相続の相談をする時は、法律的な面や数字的な面だけではなくて、感情的な部分や「こころの中では本当はどうしたいのか?」ということをしっかりとお聞きした上でアドバイスを行なってます。
また、そういったアドバイスがしっかりとできるように、心理的コミュニケーションの国際資格である『IANLPマスタープラクティショナー』の資格を取得し、常に研鑽をしています。
③相続が終わった後のことも考える
相続は、その時が上手くいけばいいというものではありません。
次の相続(2次相続)のことを考えなくてはいけないのです。
なぜなら、相続の手続きが終わった後や次の相続が起こった時に問題が出てきてしまうという場合もあるからです。
実際に、私の家では土地・建物で共有で相続をして、後々問題になってしまったことがあります。その時はそれで良いと思ったのですが、後々のことを考えるとそれがベストな選択ではなかったのです。
こういったことは、相続の経験が少ない専門家に頼んだ場合も起こりえます。私の所には「税理士の先生の言う通りにして土地の名義を共有にしたら、売る事ができなくなって困ってしまった」という相談も寄せられます。
そこで当事務所では、しっかりと次の相続(2次相続)のことも考えながら解決法の選択をしていきます。
また、相続が終わった後の「お金のこと」も考えていきます。相続をした後は金銭事情が変わる場合が多くあります。そこで、ファイナンシャルプランナーとしてその後も生活も安心して送れるように、生活設計についてのアドバイスも行ないます。
『円満な相続』のお手伝いをしたいと考えています
私が本当に実現したいのは、より多くの方が『円満な相続』ができるようにすることです。
『円満な相続』というのは、家族や兄弟が争う『争族』ではなく・・・
手続きが終わった後に、関わった人みんなに感謝をすることができ、「これで良かったね」とみんなが納得できるような相続です。
相続というのは、何度も経験をするものではありません。思ってもみなかったことが起こることもあります。それに、トラブルになってしまうこともあるでしょう。
そんな時に、相談者様の考えしっかりと聞き、一緒に最適な選択肢を探っていく専門家としてお力になれたらと切に思います。自分が実際に相続で苦労をしたからこそ、伝えられることもあります。
もし相続の事でお困りでしたら、お気軽にご相談下さい。
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